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こんにちは。韓国の地方都市スンチョンに語学留学中のゆんです。
語学堂に入学の申請をするときに卒業証明証の「アポスティーユ」が必要だったので、インターネットで調べたり、役場に聞いたりしながら取得しました。
「何それ?」という状態から、アポスティーユ取得、入学申請まで無事に終えたので、その方法をお伝えします。
ちょっと複雑なので、私なりの解釈での解説になっているかもしれませんが、これから留学される方の参考にしていただけたら、うれしいです。
アポスティーユって何なのさ。
私たちがしなければいけない「アポスティーユ」とは、外国に提出する「公文書(書類)を外務省に証明してもらう」ことです。
日本で発行した証明書をそのまま外国に持っていっても本物かどうか分からないため、日本の外務省に証明をしてもらう必要があるようです。
なので、「きちんとした証明書類ですよ」という証明として、学校に提出する書類にアポスティーユ(APOSTILLE)と書いてある紙を付けてもらいます。
詳しく知りたい方は、以下の外務省の公式H Pを確認してみてください。
アポスティーユの手続き
簡単な流れ
- 書類の準備
- 宣言書の作成
- 公証役場・外務省で手続き
事前準備:最初にしなければいけないこと
まず、必ず留学先の学校に次のことを聞いてください。
・アポスティーユが必要な書類はどれか。
・提出する書類はそれぞれ指定の言語があるか。翻訳文を付けるか。
学校に送る書類によりますが、手数料が高い(11,500円)ので、もれなく申請が一度で済むように、確認してから準備することをおすすめします。
1.書類の準備
アポスティーユが必要な提出書類を準備します。必要に応じて英訳が必要です。
私の場合は「最終学歴の卒業証明証」のみ必要だったため、卒業した学校に英文の卒業証明書を発行してもらいました。
合わせて「戸籍謄本の英訳」が必要な方は、以下のサイトを参考にすると速いです。
2.宣言書の作成
宣言書は、書類が正しいものであることを自分で宣言するためにつくります。ちなみに、宣言書は公証役場で使います。
例えば、
「私〇〇は、△△学校によって発行された卒業証明書の原本を添付したことを宣言します…」
という感じの内容です。
私は外国に提出するので英文で作りました。学校の指定があれば、指定された言語で作ります。
ポイント
あとで公証役場の公証人の前で署名するので、署名は空欄にしておきます!
下のサイトに和文・英文のテンプレがあるので、参考にしました。イチから作ってもいいですが、テンプレを使うと使時間の節約になります。
次で説明しますが、書類によって公証役場に行かずにアポスティーユの手続きをできる場合もあります。
3.公証役場・外務省で手続き
公証役場での手続き
必要な書類は準備できましたが、アポスティーユの申請の前に、公証役場で『私文書(外国向け私署証書)の認証手続き』をします。
この手続きでは、公証役場に行き、公証人という人の目の前で、自分で作った宣言書に署名(サイン)をします。
これをすると、アポスティーユを申請できる状態になります。
なぜこの手続きをするのか。
実は外務省からアポスティーユを取得できる文書は「公文書」という書類だけなのですが、この私文書(外国向け私署証書)の認証手続きをすることで「私文書」でも公文書と同じ扱いにしてもらえて、アポスティーユを申請できるようになります。
これを考えると、書類が「公文書」の場合は公証役場での手続きはなく、そのまま外務省でアポスティーユの手続きをすることができるようです。
(例外はあるので、外務省のサイトなどで確認してください。)
さて、
「どんな書類が私文書?」と思いますよね…
例えば、私立学校から発行された卒業証明書は「私文書」。
国公立の学校から発行された卒業証明書は「公文書」だそうです。
ただし、日本語文の書類に翻訳文を付けた場合は「私文書」になるそうです。
また、国公立大学の場合は法人化しているかどうかで、ちょっと違うようなので要確認です。
正確な私文書・公文書の分類は外務省の公式サイトで確認してください。
地域によって手続きの流れが若干違っていて、公証役場で認証の後に法務局に行かなければ行けない場合もあるみたいです。
地域ごとの詳しい流れは下の外務省の公式サイトで確認できます。
東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府の公証役場で申請する場合は、ワンストップサービスという公証役場で認証からアポスティーユまで一度に取得できる制度があります。
これを使うと外務省に申請に行かなくてもアポスティーユをもらえます。
私はワンストップサービスを利用して、即日アポスティーユをもらえました。
よく分からないな、不安だなと思うことがあったら、近所の公証役場に問い合わせてみることをおすすめします。
私もいろいろ聞きましたが、優しく教えてくれましたよ!
私が行った近くの公証役場は予約制だったので、電話で予約しました。
申請時に必要だった持ち物
- アポスティーユが必要な書類
- 宣言書
- 身分証明書
- 手数料(1通につき 11,500円)
手数料は和文と英文で料金が違うみたいです。
また、1通ごとに手数料がかかるので、いくつも書類がある場合は、できればまとめて1通にした方がいいと思います。
外務省で手続き
窓口と郵送での申請ができるようです。
下の外務省公式サイトに申請書のダウンロードやアポスティーユの申請方法が載っているので、参考にしてみてください。
まとめ
ここまでアポスティーユ取得までの方法を説明してみましたが、最後にもう一度ざっくりアポスティーユ取得までの流れをまとめます。
アポスティーユ取得まで
事前準備:必要書類を学校に確認
簡単な流れ
- 書類の準備
- 宣言書の作成
- 公証役場・外務省で手続き
私はアポスティーユについて理解するのに少し時間がかかってしまったので、同じように今後留学される方にとってこの記事が少しでも助けになったら、嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
素敵な留学生活を送れるように応援しています!
本記事の内容は筆者の申請時点(2020年12月時点)での情報です。制度などの改正によって手続きの内容が変更になることもありますので、ご理解ください。
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